毛を取り囲む組織を毛包といい、その毛包の細菌感染症を毛包炎といいます。毛包炎には、思春期に出現するニキビ、大人ニキビ、背部やむねに出現する体の毛包炎、髭剃り後に繰り返す毛瘡、頭部に繰り返す毛包炎、思春期の背中に好発するかゆみや赤みの強いマラセチア毛包炎(これは細菌ではなくカビの菌が原因です)、痛みや腫脹などの症状が強い“せつ”や“よう”などもあります。一般的に細菌感染症には抗生剤が有効ですが、対処方法や注意点は個々に異なります。
ニキビ治療のポイントとしては、今あるニキビを治すだけではなく、治った後もニキビができにくくするための維持療法やスキンケアを続けることがとても重要です。ニキビ跡を残さないためにも、症状が軽い段階から治療を始めることも大切です。また、ニキビは毛穴が詰まっている状態(コメド)からはじまるため、化粧品は“ノンコメドジェニック”と記載された化粧品をお勧めしています。
炎症を何度も繰り返す場合、抗生剤が効かないと感じる方がおられます。耐性菌が原因の事もありますので原因菌を調べる検査を行いますのでご相談ください。
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